肌着を縫うこと
te-teを始めて11年
初めて肌着を縫いました
もうすぐ生まれてくるあの人のややこへー
前日に急に思い立ったので
端切れでぎりぎり足りたよもぎ染めのリネンを使って、型紙もこんなくらいだったかしら、と
わが子の小さき時を思い出しながらー
縫っていても あ、ここに紐が要るんだったか と
縫いつ解きつしながら、多少の縫い線の乱れは気にせず
縫い上がった肌着はなんとも小さく
ここにおさまる生まれたてのややこの小さな温もりを思いました
張りのある生機リネン
何度もお着替えをさせ、洗い、
リネンの風合いが出る頃には
きっとよもぎの色はすっかり抜けて
染めにかかった時間も手間もさっぱり忘れてしまうでしょう
それは子育てにも人生にも世の中にも繋がる感覚
だからこそ、この生地の肌着を作りたかったのです
ひと月ふた月で出番のなくなっていく肌着に
すこしだけ母の思いをのせて
手にとる人は少ないでしょうが
何枚かずつ
これから作りつづけていきたいと思います
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